TOEICの勉強を始めると、避けて通れないのが英単語です。
文法がわかっていても、文章に知らない単語ばかり並んでいたら読めません。
リスニングでも、知らない単語は聞き取れません。
だから単語を覚えようとするのですが、ここで問題があります。
覚えても、すぐ忘れる。
昨日覚えたはずの単語なのに、今日見ると、
「見たことはあるんだけど……」
となります。
さらに数日後には、見たことがあるかどうかすら怪しくなっている。
これを繰り返していると、
「自分は英単語を覚えるのが苦手なのでは?」
と思ってしまいます。
でも最近は、「一度で覚えようとすること」自体が間違っていたのではないかと思うようになりました。
1回で覚えようとしていた
以前は単語帳を開いたら、
英単語を見る。
日本語訳を見る。
何度か頭の中で繰り返す。
覚えたと思ったら次へ進む。
というやり方をしていました。
たとえば、
purchase = 購入する
という単語なら、
「purchase、購入する。purchase、購入する……」
と何度か繰り返します。
その瞬間は覚えた気になります。
ところが翌日にpurchaseを見ると、
「なんだっけ?」
となります。
そこでまた覚え直す。
これが結構つらいです。
忘れる前提でやった方が気が楽だった
考え方を変えて、
「どうせ忘れる」
と思うことにしました。
少し投げやりに聞こえますが、むしろこちらの方が単語学習には向いている気がします。
1回見て完璧に覚える必要はありません。
1回目。
「ああ、purchaseって購入するなのね」
くらいで次へ進む。
2回目。
「これ見たことある。購入するだったかな?」
3回目。
「purchase=購入する」
と少しずつ反応が速くなる。
何度も出会って覚えていけばいいわけです。
1つの単語に何分もかけるより、短時間で何度も見る方が続けやすくなりました。
「覚えた単語」より「忘れた単語」を見る
単語帳をやっていると、知っている単語が出てくると気持ちがいいです。
customer
「顧客。これはわかる」
meeting
「会議。これもわかる」
company
「会社。簡単」
と進められます。
でも、勉強として重要なのはそこではありません。
何度やっても、
「これ何だっけ?」
となる単語の方です。
自分がすでに知っている100語を繰り返すより、毎回間違える10語を覚えた方が語彙は増えます。
そのため最近は、
「間違えた単語を見つけたらラッキー」
くらいに考えた方がいいのではないかと思っています。
本番ではなく、勉強中に弱点を見つけられたわけですから。
英語を見て日本語が出るか確認する
単語帳を眺めているだけだと、
「なんとなく知っている」
状態になりやすいです。
そこで、
英単語だけを見る
↓
意味を思い出す
↓
答えを確認する
という形にします。
たとえば、
available
だけを見る。
そこで、
「利用できる、入手できる……かな?」
と考える。
そのあと答えを確認します。
英語と日本語を同時に見て、
available = 利用できる
と読んでいるだけだと、本当に覚えているのか判断しにくいです。
「見たことがある」は覚えたことにしない
TOEICの問題で困るのが、この状態です。
「この単語、絶対見たことある!」
でも意味が出てこない。
単語帳では何度も見ています。
だから知らない単語ではありません。
でも問題を解くためには使えません。
たとえば、
postpone
を見て、
「勉強した。なんか会議とかで出てくるやつ……」
までしかわからなかったら、
The meeting has been postponed.
を読んでも意味を取れません。
postpone=延期する
とある程度すぐ出てくる必要があります。
「見覚えがある」から「意味がわかる」にするには、やはり何度も思い出す練習が必要そうです。
単語だけでは覚えにくいものもある
単語だけで覚えようとしても、なかなか頭に入らないことがあります。
そんなときは、短い組み合わせで覚える方がわかりやすいです。
たとえば、
submit
だけではなく、
submit a report
レポートを提出する
postpone
なら、
postpone a meeting
会議を延期する
attend
なら、
attend a conference
会議に出席する
という形です。
TOEICではビジネスや日常生活の場面で単語が使われます。
そのため、実際に出てきそうな組み合わせで覚えておけば、問題でも意味を思い出しやすそうです。
前置詞までセットで覚えたい単語もある
TOEICのPart 5では、単語の意味だけ知っていても解けない問題があります。
たとえば、
apply for
です。
applyだけを「申し込む」と覚えるより、
apply for a job
仕事に応募する
apply for a position
職に応募する
のように覚えておく。
ほかにも、
participate in
~に参加する
be responsible for
~を担当している
be interested in
~に興味がある
などがあります。
こうした表現は、単語をバラバラに覚えるよりセットで一つの単語のように覚える方がTOEICでは使いやすそうです。
似た単語は一緒に整理する
単語を覚えていると、意味が似たものが出てきます。
たとえば、
borrow
lend
です。
どちらが借りるのか、どちらが貸すのか混乱します。
こういう単語は単独で暗記するより、
borrow=借りる
lend=貸す
と並べて違いを確認した方が覚えやすくなりました。
ほかにも、
rise / raise
say / tell
during / while
など、TOEICでは似た単語や表現が出てきます。
「似ていて間違えた」ということ自体を、覚えるきっかけにしたいです。
すべての日本語訳を覚えようとしない
英単語を辞書で調べると、日本語の意味がたくさん出てくることがあります。
すると、
「これ全部覚えないといけないの?」
となります。
でもTOEIC600点を目指している段階で、最初からすべての意味を暗記するのは大変です。
まずはTOEICでよく使われる意味を一つ覚える。
問題で別の意味に出会ったら、そのとき追加する。
くらいでもよさそうです。
最初から完璧な単語知識を作ろうとすると、1語にかかる時間が増えてしまいます。
発音も一度は確認しておきたい
単語学習で忘れがちなのが発音です。
リーディングだけなら、
「見て意味がわかればいい」
と思ってしまいます。
でもTOEICにはリスニングがあります。
文字では知っている単語なのに、音声になるとわからない。
これではもったいないです。
新しい単語を覚えるときは、可能なら一度は音声も確認する。
そして自分でも発音してみる。
文字と音を別々に覚えない
ことも意識したいです。
1日に大量に覚えようとしない
「TOEICまであと○日しかない」
と思うと、
今日は100語覚える!
とやりたくなります。
でも100語を一度見ただけで、その後復習しなければかなり忘れます。
それより、
新しい単語を見る
↓
前日の単語を復習する
↓
何日か前の単語も確認する
というように、以前やった単語に戻る時間を作る方が大切だと思います。
新しい単語を増やすことばかり考えず、
一度勉強した単語に何度も出会う
ようにします。
間違えた問題から覚える単語は残りやすい
単語帳だけではなく、問題演習中に知らない単語が出てくることもあります。
個人的には、こちらの方が記憶に残ることがあります。
たとえばPart 5で、
The event was ——- due to bad weather.
という問題を間違えた。
答えがpostponedだった。
そこで、
postpone=延期する
を覚える。
単語帳で突然postponeだけを見るより、
「あの問題で間違えた単語」
という記憶がある分、思い出しやすくなります。
問題で知らなかった単語は、そのままにせず覚えるチャンスにしたいです。
TOEIC600点なら全部の単語を知る必要はない
TOEICを勉強していると、知らない単語が次々に出てきます。
そのたびに、
「こんなに知らないのに600点なんて取れるのかな」
と思ってしまいます。
でも、すべての英単語を覚えてからTOEICを受けるわけではありません。
知らない単語があっても、文法や前後の内容から問題を解けることがあります。
まずは頻繁に出会う単語から覚える。
何度も間違える単語を優先する。
そして少しずつ「わかる単語」を増やしていく。
その方が現実的です。
単語が覚えられないときにやること
今のところ、単語学習では次のことを意識してみようと思います。
1回で完璧に覚えようとしない。
忘れることを前提に何度も見る。
英単語だけを見て意味を思い出す。
答えを眺めるだけにしない。
短い表現で覚える。
submit a reportのように、実際に使われる組み合わせも確認する。
間違えた単語を優先する。
知っている単語ばかり復習しない。
発音も確認する。
リスニングで聞いたときにもわかる状態を目指す。
このあたりから始めてみます。
忘れるのは「失敗」ではない
単語を覚えて、忘れる。
もう一度覚えて、また忘れる。
これを繰り返していると、勉強が進んでいないように感じます。
でも、一度見ただけでずっと覚えていられる単語ばかりではありません。
それなら、
忘れたら、また覚えればいい。
最初からそのつもりで勉強した方が気楽です。
昨日覚えた単語を今日忘れていても、「自分は記憶力がない」と考えるのではなく、もう一度確認する。
そして数日後にまた確認する。
TOEIC600点を目指すなら、一度に何百語も完璧に暗記することより、よく出会う単語を何度も思い出せる状態にしていくことを大切にしたいです。

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