ビジネスホテルで見かけたこの英語、大丈夫?
出張先のビジネスホテルで、こんな英語を見かけたことはありませんか?
This water be good to drink
一見、意味はなんとなく伝わるかもしれませんが、実はこれ文法的におかしい英語なんです。
この文が間違っている理由
英語の基本的な文型「SVC(主語+動詞+補語)」に照らしてみましょう。
文の要素 | 内容 |
---|---|
S(主語) | This water(この水) |
V(動詞) | is(be動詞の現在形が必要) |
C(補語) | good to drink(飲むのに良い) |
ところが、掲示された文では「be
」と原形のまま使われており、主語が三人称単数の現在形に対応していません。
正しい表現は?
以下のように修正すれば自然で正しい英語になります:
- This water is good to drink.(この水は飲むのに適しています)
- This water is safe to drink.(この水は飲んでも安全です)
- You can drink this water.(この水は飲めます)
- This water is potable.(この水は飲用可能です/ややフォーマル)
機械翻訳に要注意!
このような間違いは、直訳系の翻訳アプリやツールで「この水は飲めます」をそのまま訳した結果、発生することがよくあります。
特に「be動詞」は文の形に応じて変化させる必要があるため、英語の基本的な文型(SVO, SVC など)を理解しておくことが大切です。
まとめ
「This water be good to drink」は、一見それっぽくても文法的にはNG。
正しい英語を身につけるには、文の構造=文型(SVCなど)を理解することが近道です。
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