英語で「結婚する」を表すとき、marryとget marriedの2つの表現をよく見かけます。
TOEICや英会話で正確に使い分けるために、それぞれの文法と意味の違いをしっかり理解しておきましょう。
1. 「marry」は他動詞
「marry」は他動詞です。つまり、目的語(結婚する相手)を直接とる必要があります。
例文:
- She married John.(彼女はジョンと結婚した)
このように、SVO(主語+動詞+目的語)という形で使います。「with」や「to」などの前置詞は不要です。
❌ She married with John.(これは文法的に誤り)
2. 「get married」は受動的な構文
一方で、get marriedは「結婚するようになった」という状態変化を表す表現で、受け身的な意味を持ちます。「to+相手」とセットで使います。
例文:
- She got married to John.(彼女はジョンと結婚した)
この構文では、結婚という出来事に主語が巻き込まれるニュアンスが含まれます。
3. 「marry」と「get married」の違いまとめ
項目 | marry | get married |
---|---|---|
文法的役割 | 他動詞(目的語が必要) | 受け身構文(to + 相手) |
文型 | SVO | S + got married + to |
使い方 | He married Mary. | He got married to Mary. |
カジュアルさ | やや硬め | ややカジュアル |
4. TOEICで問われる可能性
TOEICでは、文法問題や長文読解の中でこのような動詞の使い方が問われることがあります。特に他動詞・自動詞の区別や前置詞の正確な用法に注意しましょう。
5. まとめ
- marryは他動詞。「marry someone」が正しい使い方。
- get marriedは状態変化。「get married to someone」となる。
- 文法的な違いに注意して、使い分けを覚えましょう。
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